解体対象建物や近隣・周辺の事前調査を行い、建物形状のみならず立地や近隣状況の調査結果を基に最善の解体工法を検討し、仮設の計画書を立案・作成して現地で施工します。
仮囲いや工事車両の搬出入口ゲートを設置し、近隣への騒音を軽減するための防音パネルを建物周囲に設置します。
内部造作は本体解体前に全て先行撤去を行います。内装解体で発生廃材を分別し建物外へ搬出します。
建物内に廃材や可燃物等が無い状態にします。
(内装解体状況)
(分別・集積状況) その1
(分別・集積状況) その2
大型重機(ロングアーム)特殊機械を地上部に設置し建物外部より圧砕機を使用し壊していく『地上解体工法』です。
大きな特徴として、大規模開発や郊外の敷地が広い所に建設されている建築物を解体する際に用いられます。
※メリットは、解体工事期間の工期やコスト面での効率化を図れます。
都心部にある商業ビル・ホテル・マンションの土地面積に対して最大限に建築がされている建物、狭小地や地上に解体重機が設置できない建物を解体する際に用いられる工法が『階上解体工法』です。
大きな特徴として、大型クレーン等で解体重機をビルの屋上に揚重(吊上げ)し、各階下へと解体を進めて重機自ら降りていく解体方法です。
※メリットは、近隣への影響を最小限にし騒音の発生を軽減できます。
《施工写真》
地下解体工法とは、山留工事を行い構造物を全て取り除きGL(グランドレベル)まで埋め戻す事を言います。解体時に現場周辺・近隣への影響や地下水の状況も考慮した事前計画が必要となります。都市部では隣地境界と地下躯体との間に山留が打設できないケースがほとんどです。その様なケースは事業主様(発注者)と事前に打ち合わせを行い、側壁・外柱・地中梁・耐圧版等を残し埋め戻します。